ここでは、紹介しきれないほどの実績をお持ちの太田さん。自身が行う仕事においては、細部に至るまでディテールにとことんこだわるのだが、自社ツール（名刺や会社案内パンフ等）には、あまり執着がなかったとのこと。（ある意味、それに頼らなくてもこれだけの仕事ができてるのが凄いことなのだが…）ただ、ヒアリング後は、自社ツールの必要性も理解していただき、まずは、名刺とポケットホルダーを作ることに。
結果、ホテルの内装デザインで常に素材や質感にもこだわり続けている太田さんにふさわしい上質な名刺が完成した。名前の書体も普段はあまり使わない太さのNIS平成明朝W9を使用し、より重厚感を強調したデザインにした。印刷は、活版印刷を使用。実は、わたしの名刺も活版印刷なのだが、太田さんがそれを気に入られてしまい、この度同じ方式で印刷することに…。
ポケットホルダーのデザインもいたってシンプル。白ベースの用紙の中央に「オオタヒロユキ・デザインスタジオ」と入れてあるだけ。用紙はこだわってアラベールスノーホワイト＜200＞という質感のある紙を使用。実績と経験がある方だからこそ、むしろあまりデザインに凝ることはせず、シンプルかつ大胆に表現した。
Client：OHTA HIROYUKI DESIGN OFFICE
