Track record

カタログマガジン 企画・デザイン

ある日、担当部長さんから、自社で作っている商品カタログを『面白くしたい!』と言った相談を受ける。Datel社が扱っている商品は主にゲームに付けたりするアクセサリー商品等々。

本来であれば、カタログは商品の特性が写真と文字により見安くかつ分かり安く記載されてるべきであって、面白くするということは本来カタログの持つ意味合いからはずれていくのでは!?確かにやりようによってはデザインでカタログの誌面自体を賑やかに面白く魅せることはできるが、果たしてそれでいいのか?そんな考えが頭をよぎる。ヒアリングを重ねると、どうやらそのカタログは量販店内のゲームコーナーに置かれているとのこと。ということは、どの道、お客さんに手に取ってもらえないことには始まらない訳だ…。

視察も兼ね、数店舗の量販店(ゲームコーナー)に行ってみた。某大手メーカー支給のカタログなどが置いてはあるものの、以外にも手に取りたくなるようなカタログは特になかった。楽しいはずのゲームコーナーなのにだ…。アイデアが浮かんだ!カタログと情報誌を合体させ、フリーマガジンにしてしまおう!早速、提案。絶対に手に取りたくなるカタログを超えたカタログ。これが、クライアントに見事に受け入れられ、超エンタメ派ゲームマガジン『Datel Magazine』が誕生した。

仕様は、A4サイズ32pの中綴じタイプ。両表紙にし、カタログ面は商品をきっちり見せ本来の役割を果たしつつ、情報誌面は、モデル撮影した表紙に始まり、遊びのコンテンツを多数盛り込むことで、楽しさとエンタテインメント性を全面にアピールした誌面に。結果、約2ヶ月で5万部が完売するほど、配付率は格段にアップし、各店舗からの反響も上々のようだ。

Client : Datel Japan
Art direction : Shigetaka Yasunaga
Design : Raptor

BACK